鶴木山(つるぎやま)分校跡 [計石小学校] 芦北町
『鶴木山(つるぎやま)分校跡』は、熊本県葦北郡芦北町の鶴木山集落の子どもたちが通った計石小学校の分校跡です。鶴木山分校跡の校舎は、現在は取り壊されて石の校門だけが残っています。
鶴木山(つるぎやま)分校は、いつ閉校したの?
鶴木山分校が閉校したのは、1970年(昭和45年)です。
閉校式は、1970年(昭和45年)3月28日に一回建て木造校舎の講堂でおこなわれました。
閉校したあと4月から、鶴木山分校の児童は「計石小学校」へ通うことになりました。
鶴木山(つるぎやま)分校跡 [芦北町] のデータ
住所・閉校年月日・沿革 | |
名称 | 鶴木山分校 |
住所 | 〒869-5454 熊本県葦北郡芦北町鶴木山 |
閉校年月日 | 1970年(昭和45年) |
沿革 | 1899年(明治32年) – 鶴木山分教場設置。 1970年(昭和45年) – 鶴木山分校廃止。 |
鶴木山(つるぎやま)とは?
鶴木山分校があった、「鶴木山」の集落は、熊本県葦北郡芦北町にある八代海に面した鶴木山港の集落です。
鶴木山港は、アニメ「放課後ていぼう日誌」の舞台になったということで聖地巡礼で訪れる方が多いようです。
鶴木山(つるぎやま)の地名の由来は、かつて鶴の飛来地だったことから「鶴来山」と記され現在名に至ります。八代海をのぞむ半農半漁村の村として、1639年(江戸時代・寛永16年)にはすでに村名があり、佐敷手永(民間に委託された惣庄屋の名称)に属していました。
1889年(明治22年)の町村制施行により鶴木山村は、佐敷村に統合され、1903年(明治36年)には佐敷村は町制施行で「佐敷町」になりました。
1955年(昭和30年)に佐敷町は、吉野村・大野村と新設合併し葦北町(芦北町)となり、現在、鶴木山集落の住所は熊本県葦北郡芦北町鶴木山となっています。
鶴木山(つるぎやま)分校跡の史跡
1970年(昭和45年)に閉校した鶴木山分校は、計石小学校の分校として70年あまりの歴史を誇っていました。立派な木造校舎もあり、その様子は「熊日写真ライブラリー」さんで閲覧することが可能です。
鶴木山分校は、県道56号線(水俣田浦線)を鶴木山港から山側へ上った小高い丘の上にありました。
残念ながら、50年以上の月日が経っており校舎は解体され、現在は石の門のみがそのたたずまいを残しています。
近くには鶴木山神社があり、56号線を500mほど北上すると海水浴で有名な「鶴ヶ浜海水浴場」と「芦北海浜総合公園」「熊本県立あしきた青少年の家(うたせの丘)」があり、芦北町の観光スポットとして毎年夏になると近隣・県外からたくさんの人でにぎわいます。