名水 上原(うわばる)の井川 [芦北町]
『名水 上原(うわばる)の井川』は、熊本県葦北郡芦北町の「上原地区」にある、熊本県平成の名水百選に選ばれた湧水源(地下水が、台地の崖下や丘陵の谷間などから自然に湧き出しているもの)です。
熊本県平成の名水百選とは?
熊本県平成の名水百選とは、2010年(平成22年)6月に熊本県内で「次の世代へ引き継ぐための、優れた景勝や地域の保全に守られている湧水源」を第一次認定として50ヶ所認定したものです。
上原(うわばる)のお堂 [芦北町] のデータ
名称・カテゴリー・住所 | |
名称 | 上原の井川 |
カテゴリー | 湧水源 |
住所 | 〒869-6215 熊本県葦北郡芦北町上原 |
ポイント | 上原集落の住民が、古くから生活に使っていた平谷川上流の湧水源です。 |
上原(うわばる)の井川について
上原の井川は、熊本県葦北郡芦北町の上原地区の中心部のお堂の前に美しい景観とともに、その姿をあらわしています。
井川の外観
上原の井川は、すぐ近くに観音様が祀られたお堂があるのですが「井川」に水神さま、そしてその後ろにたたずむ岩石に階段が設置されていて、数か所にそれぞれの神様のお堂が別々に建立されています。
井川の水神様
上原の名水を汲む場所からみえるところに、水神さまが綺麗なお花と一緒に祀られています。
岩山の上の摩利支天
名水 上原の井川の上には岩山があり、手すりと石の階段が上へと続いていました。
岩山の一番上のお堂には「摩利支天」の文字が書かれ、仏像が鎮座していました。
摩利支天(まりしてん)とは、仏教の守護神である天部(天界の住民の総称)の一尊で、日本の文化のなかでは武士の間に信仰があったとあります。
上原の摩利支天は、護身や蓄財の神として、中世以降信仰が続いています。