水俣工業(みなまたこうぎょう)高等学校跡 [水俣市]
『水俣工業(みなまたこうぎょう)高等学校跡』は、1935年(昭和15年)に水俣実務学校として発足した熊本県立の工業高等学校の校跡で、跡地はそのまま統合された新・水俣高等学校が利用しています。
閉校記念碑は、旧水俣高等学校の旧校舎跡地(〒867-0023 熊本県水俣市南福寺6−1)に建立されました。
水俣工業高等学校は、いつ閉校したの?
熊本県立水俣工業高等学校が閉校したのは、2014年(平成26年)3月31日です。
2011年(平成23年)に新しい新入生の募集を停止し、
正式に旧水俣高等学校と合併したのが、2012年(平成24年)3月31日になります。
水俣工業高等学校の校歌
吹く風のさやけきところ
工業の使命に起ちて
若き友 ここに集う
おお われら水俣工業
崇高の至誠かおりて
2.沖はるか千古の謎に
不知火の燃えたつところ
わきあがる自律の歌に
若き友 ここに集う
おお われら水俣工業
創造の熱意たぎりて
3.瀬音澄む水俣川に
清新の虹立つところ
新なる技能をみがき
若き友 ここに集う
おお われら水俣工業
剛健の気風あふれて
水俣工業高等学校跡 [水俣市] のデータ
住所・閉校年月日・沿革 | |
名称 | 水俣工業高等学校 |
住所 | 〒867-0063 熊本県水俣市洗切町11-1 |
閉校年月日 | 2014年(平成26年) |
沿革 | 昭和10年4月1日 熊本県水俣実務学校が設立され、工業、商業、農業、家庭の4部をおく。 昭和12年4月1日 専修科をおく。工業部に機械、建築、木工の3科をおき本科卒業生を収容する。 昭和18年4月1日 学制改革により本科、専修科を廃止して4年制度となる。 昭和20年9月1日 熊本県立水俣農工学校となり、農業、機械、建築の3科をおく。 昭和23年4月1日 法律第26号学校教育法に基づく学制改革により旧熊本県立水俣高等女学校と旧熊本県水俣農工学校(水俣町立)とを統合して普通課程と工業課程(機械科・建築科)とを置く熊本県立水俣高等学校として発足する。 昭和36年4月1日 熊本県立水俣工業高等学校が設立され、機械・建築・電気の3科をおき、熊本県立水俣高等学校の機械科・建築科の2・3年生を当該学年に全員編入する。 昭和37年4月1日 工業化学科を増設する。 昭和38年4月1日 機械科を1学級増員する。 昭和38年4月1日 本館校舎、機械科、建築科実習室完成、電気科・工業化学科実習室一部完成 昭和38年4月1日 水俣高等学校より水俣市大字浜3300番地の現在地へ移転する。 昭和30年4月1日 町名変更により水俣市洗切町11番1号となる。 昭和44年9月10日 国民体育大会(長崎)カヌー全種目完全優勝 昭和45年9月10日 国民体育大会(岩手)カヌー(カヤックシングル)優勝 昭和45年10月3日 創立10周年記念式典挙行 昭和48年6月10日 県下高校総体ハンドボール優勝 昭和55年11月15日 創立20周年記念式典挙行 平成元年3月24日 第2回交通安全国民運動中央大会において優良学校として表彰される。 平成2年11月4日 創立30周年記念式典挙行 平成6年4月 平成6年度より工業化学科募集停止 平成6年4月1日 建築科にコース制を導入(建築コース・インテリアコース) 平成11年11月14日 熊本県工業高等学校生徒研究発表大会で最優秀賞を受賞 平成13年 4月 学校評議員制度導入 平成14年 4月 機械科1学級減員する 平成14年 4月 1日 機械科にコース制を導入(機械コース・電子機械コース) 電気科にコース制を導入(電気コース・情報電子コース) 平成15年 4月 1日 平成15年度適応指導研究指定校 平成16年 4月 1日 平成16年度適応指導研究指定校 平成18年 4月 1日 平成18~20年度実践的産業人育成推進事業指定校 平成18年11月22日 第15回熊本県高等学校産業教育フェア事務局校 平成20年 1月12日 第96回熊日緑のリボン賞 受賞 平成21年 4月 1日 平成21年度デュアルシステム事業指定校 平成21年 4月 1日 平成21年度熊本県立環境教育研究推進校 平成21年11月18日 平成21年度熊本県工業高等学校生徒研究発表大会 教育委員会賞・最優秀賞 平成21年12月22日 水俣市学校版環境ISO認証(2009.10.1~2012.10.2) 平成22年 2月26日 熊本県学校版環境ISO認証 平成22年 2月26日 熊本県学校版環境ISOコンクール最優秀賞 (主催 熊本県教育委員会) 平成22年 4月 1日 平成22年度熊本県立学校環境教育研究推進指定校 |
水俣工業高等学校とは?
水俣工業高等学校は、熊本県の南(県南)における、工業教育の中心として、地域の期待をせおって1961年(昭和36年)4月に創設されました。
校訓は、校訓に「至誠・自律・創造・剛健」。
閉校までに、創立50周年をむかえ、(機械コース、電子機械コース)、電気科(電気コース、情報電子コース)、建築科(建築コース、インテリアコース)の3学科で構成されていました。
閉校までの、卒業生は約8000名(7892名以上)をかぞえ、地元の産業界や全国各地において有能な工業技術者として活躍しています。
地域とともに歩み工業高校として、「みなまた数寄屋」ブランドを立ち上げたり、地元の小学生に教える「ものづくりサマースクール」、水俣の高齢者に「技術ボランティア」活動をし、それが認められ時事通信社より、教育奨励賞を受賞したこともあります。
水俣工業高等学校で取得できた資格・検定
計算技術検定、情報技術検定、トレース技能検定、パソコン利用技術検定、英語検定、漢字検定
危険物取扱者丙種、乙種(1類から6類)、消防設備士
ボイラー取扱技能講習、2級ボイラー技士、技能検定3級機械加工(普通旋盤、マシニングセンタ作業)
基礎製図検定、機械製図検定
第2種電気工事士、第1種電気工事士、電気主任技術者、電気工事施工技術者
工事担任者(AI種・DD種)、電気通信主任技術者、基本情報技術者、陸上特殊無線技士
建築施工技術者、2級内装士技術検定、レタリング技能検定、CG検定、福祉住環境コーディネーター
また、水俣地域の方へ、工業系専門書の貸し出しも行える図書館が利用できました。
水俣高等学校跡の史跡
水俣工業高等学校の記念のものは、旧水俣高等学校の旧校舎跡に移動し、設置されています。
校舎などは、そのまま新・水俣高等学校が利用していますので、懐かしいかたは訪れてみてはいかがでしょうか?