入野（いりの）小学校 [令和6年3月閉校] 唐津市立

『入野（いりの）小学校 』は、佐賀県唐津市肥前町の「入野小校区（鶴牧・入野・星賀・犬頭・梅崎）」の子どもたちが通っていた小学校です。

入野（いりの）小学校の閉校式はいつ？

唐津市立入野小学校は2024年（令和6年）3月末で閉校になりました。

入野小の閉校式は3月23日（土曜日）15時より、入野小学校の体育館でおこなわれました。

2024年（令和6年）4月1日から入野小校区の子どもたちは、同年閉校した納所（のうそ）小と田野（たの）小の子どもたちとともに、新設開校された肥前（ひぜん）小学校へ通っています。

なお、校舎はそのまま入野小学校のものを使っています。

入野（いりの）小学校の校歌

入野（いりの）小学校 [唐津市] のデータ

住所・閉校年月日・沿革
名称	入野小学校
住所	〒847-1526 佐賀県唐津市肥前町入野丙６１９−１
閉校年月日	2024年（令和6年）
沿革	1875年（明治8年）9月 – 入野村犬頭晴気浦に「入野小学校」が創立。 1883年（明治16年）2月 – 統合により「公立納所小学校 入野分校」となる 1886年（明治19年）- 「尋常納所小学校 入野分校」に改称。 1892年（明治25年）4月1日 – 入野分校と星賀分校が納所小学校より分離し、統合の上「入野尋常小学校」として独立。 この時、入野村および周辺の村の学校組合で入野高等小学校が設立され、尋常小学校に併設される。 1897年（明治30年）8月1日 – 高等科を併置の上、「入野尋常高等小学校」に改称（高等小学校を運営する学校組合が解消したため）。 1908年（明治41年）4月 – 小学校令が改正され、義務教育年限（尋常科の修業年限）が4年から6年に延長される。 1923年（大正12年）9月 – 現在地に移転を完了。 1932年（昭和7年）4月 – 星賀分教場を設置。尋常科1・2年生を収容。 1939年（昭和14年）6月 – 大鶴分教場を設置。尋常科1・2年生を収容。 1941年（昭和16年）4月1日 – 国民学校令施行により、「入野村入野国民学校」に改称。尋常科を初等科に改める。 1947年（昭和22年）4月1日 – 学制改革（六・三制の実施）により、国民学校初等科が改組され、「入野村立入野小学校」に改称。 国民学校高等科は青年学校と統合の上、新制中学校「入野村立入野中学校」に改組された。小学校に併設の形をとる。 星賀分教場を「星賀分校」、大鶴分教場を「大鶴分校」とする。 1950年（昭和25年）- 中学校校舎が完成し、併設を解消。 1954年（昭和29年）- 星賀分校校舎を増築。大鶴分校校舎を改築。本校校舎の第3棟（3教室）が完成。 1957年（昭和32年）12月 – 大鶴炭鉱（杵島炭鉱大鶴鉱業所）の閉山により、大鶴分校を廃止。1958年（昭和33年）1月1日 – 入野村の町制施行で肥前町が発足。これにより「肥前町立入野小学校」に改称。 この時、入野村立入野中学校は肥前町立肥前中学校に改称。 1959年（昭和34年）12月 – 木造新校舎が完成。 1961年（昭和36年）2月 – 火災により、校舎の大部分を焼失。 10月 – 鉄筋コンクリート造2階建て校舎（14教室）が完成。 1962年（昭和37年）11月 – 星賀分校校舎を3教室増築。 1966年（昭和41年）- 校舎6教室を増築。校旗を新調。 1967年（昭和42年）3月 – 校歌を制定。4月 – 特殊学級を設置。 1972年（昭和47年）3月 – 屋内運動場が完成。 1978年（昭和53年）4月 – 完全給食を開始。 1981年（昭和56年）10月 – プールが完成。 1986年（昭和61年）8月 – 校舎の大改修を完了。 1987年（昭和62年）2月 – 星賀分校校舎を増築。 1990年（平成2年）2月 – 本校校舎を増築。 2004年（平成16年）3月31日 – 星賀分校を廃止。跡地は星賀わんぱくランドになっている。 2005年（平成17年）1月1日 – 肥前町が唐津市に編入され、「唐津市立入野小学校」（現校名）に改称。 2008年（平成20年）4月 – 新体育館が完成。 2009年（平成21年）8月 – 新校舎（現校舎）が完成。 2010年（平成22年）4月1日 – 唐津市立向島小学校を統合の上、向島分校とする。 2012年（平成24年）3月31日 – 向島分校を休校とする。 2024年（令和6年）3月23日 – 閉校式を挙行。3月31日 – 統合により閉校。校舎は新設の肥前小学校校舎として継承される。[1]

[1] 出典：ウィキペディア

入野（いりの）小学校がある場所

入野小学校がある校区は、佐賀県唐津市肥前町の鶴牧・入野・星賀・犬頭・梅崎（山崎・山添・上口・山中・田の峰・晴気・殿木場・大鶴・於呂・須田・伊仲・松山・新田・辻・里・浜を含む）地区で、むかしの入野村（旧入野村・犬頭新田村・星賀村・鶴牧村・梅崎村）にあたります。

入野（いりの）とは？

佐賀県唐津市の入野（いりの）は、肥前町の中央部に位置して、東西は玄界灘（海）に面しています。

入野小学校校区の内陸部には、水田が少なく「たばこ・スイカ・ミカン・白菜」などの畑作農業がおこなわれています。

また、乳牛・肉牛の飼育もあり肉牛団地と、ハウス栽培もおこなわれています。

校区の沿岸部は漁業ですが、冬季は季節風があるため操業がむずかしく、漁獲量も年々減少してきています。

星賀分校があった星賀港や晴気では、遊覧船の営業が盛んです。星賀港は貨物基地で、長崎県鷹島へのフェリー乗り場でしたが、2009年（平成21年）に鷹島大橋が開通し、なくなりました。

入野小校区の北側は肥前町の納所（のうそ）、南東部は新木場、南西部と西部は海（玄界灘）に面していて、肥前大橋を渡ると鷹島があります。

入野の歴史

入野（いりの）小校区は、江戸時代は入野村・犬頭新田村・星賀村・鶴牧村・梅崎村とそれぞれの集落がありました。

入野は納所（のうさ）半島の基部にあり、伊万里湾に面したところは絶壁で、わずかな平坦な場所に漁師集落があります。

1889年（明治22年）の町村制施行により、入野村・犬頭新田村・星賀村・鶴牧村・梅崎村は、ほかの向島・納所村・寺浦村・新木場村・上ヶ倉村・田野村とともに合併し新設「入野村」となります。

この時、「瓜ヶ坂村」だけ、切木村と合併になるのですが、1958年（昭和33年）に入野村に編入され、同時に「肥前村」と改称、即日に町制施行して「肥前町」となりました。

2005年（平成17年）肥前町入野は、浜玉町・厳木町・相知町・北波多村・鎮西町・呼子町と合併し、新設「唐津市」となりました。

唐津市の入野にある有名なもの

入野小校区だった場所には、現在は肥前小学校があり、公共の施設は肥前中学校・唐津市肥前市民センター・肥前総合運動場・入野西公民館・上口集会所・田之峰公民館・晴気漁港があります。

お店は、Aコープはぴる肥前店・唐津警察署入野駐在所・ひぜん玄海寿し・灯庵・天馬・長久があり

神社仏閣は白玉稲荷大明神・火の元観音様・入野神社・光明寺、史跡・観光名所は、殿木場の棚田・駄竹の棚田・大神浜海水場があります。

鶴牧地区には、鶴の岩屋（法海寺）・鶴牧公民館・菖津古波止・菖津漁港、犬頭地区は犬頭の棚田、

星賀地区は、海ひこ山ひこ・鷹島肥前大橋 展望所・金毘羅宮・星賀漁港・星賀郵便局・星賀わんぱくハウス・肥前宮崎灯台があります。