薩摩(さつま)中学校跡 [さつま町]
鹿児島県

薩摩(さつま)中学校跡 [さつま町]

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薩摩(さつま)中学校は、求名村・永野村・中津村が合併した旧薩摩町全体を校区とした中学校です。2005年(平成17年)に他2町と合併し、さつま町立薩摩中学校に改称したのち、2019年(平成31年)町内の4つの中学校統合のため、閉校しました。

薩摩中学校の詳細

住所・閉校年月日・沿革
名称 薩摩中学校
住所 〒895-2201 鹿児島県薩摩郡さつま町求名12761−1
閉校年月日 2019年(平成31年)
沿革 1968年(昭和43年)薩摩町立求名中学校、永野中学校,明和中学校が統合し,薩摩町立薩摩中学校として開校し,求名教場,永野教場,中津川教場として発足。
1970年(昭和45年)現在地に実質統合。薩摩中学校校舎落成記念式挙行される
1971年(昭和46年)プール完成
1972年(昭和47年)校歌制定
1986年(昭和61年)国鉄宮之城線廃止 代替バス運行
1996年(平成8年)男子頭髪自由化
1997年(平成9年)薩摩北西部地震により地震災害 体育館,プール,屋上の塔屋被害
1998年(平成10年)創立30周年記念式典
2003年(平成15年)体育館落成記念式典
2005年(平成17年)薩摩町・宮之城町・鶴田町が合併し,さつま町立薩摩中学校となる。
2006年(平成18年)北薩7月豪雨(屋地・虎居地区)大洪水,本校東斜面及び武道館側面崩壊
2019年(平成31年)さつま町の4中学校である薩摩・宮之城・薩摩・山崎の各中学校再編のため閉校
薩摩中学校の動画
薩摩中学校の校歌

薩摩中学校校歌

1.町の歴史の朝明けに
校史もひらく輝かに
求名に永野 明和中
一つ命に燃えて立つ
その名もうれし 薩摩中

2.朝日夕日に並び立ち
おのれに栄ゆる山々の
自立の姿 学びつつ
自主創造の旗風に
歩調も正し 薩摩中

3.昨日黄金の花ひらき
今日は文化の花蕾
ふくらむ町に生い立ちて
平和に強くたくましく
羽ばたくわれら 薩摩中

薩摩(さつま)中学校

薩摩(さつま)中学校

薩摩中学校の校舎

薩摩中学校は、求名・永野・中津川の地区の小学生が進学して通った中学校です。

求名・永野・中津川の地区は、昭和29年(1954年)に合併して薩摩町となります。旧薩摩町は、現在のさつま町の東に位置していて、川内川の支流が流れる、清らかな自然に囲まれた場所ですが、さつま町の中心部の宮之城までは、車で10分もあれば到着します。

薩摩(さつま)中学校

薩摩中学校の中庭

1968年(昭和43年)4月に、求名中学校・永野中学校・明和中学校が統合し、薩摩中学校が生まれました。1970年(昭和45年)4月には、旧薩摩町の中心地である求名広橋の薩摩町役場(現・さつま町役場薩摩支所)のすぐ近くの小高い丘の上に、新校舎が建てられました。

薩摩中学校は、さつま町の東側にありながら校区のさつま広橋IC、さつま観音滝IC、永野ICからは、鹿児島空港へと結ぶ北薩横断道路(国道504号線のバイパス)が通っており、便利になっています。

薩摩(さつま)中学校

花壇がきれいな鶴田中学校

校区には、現在は休業中の観音滝公園があり(観音滝には行けます)、公園内には薩摩びーどろ工芸KK,そばうち体験館,清流館,キャンプ場等が建設されており,観光シーズンには町内外からの人々で賑わっていました(薩摩切子の教室・お店は現在も営業しています)。

ほかには、インターナショナルゴルフリゾート京セラ(現:さつまゴルフリゾート)も校区内にあり、ゴルフ場,サッカー場,宿泊滞在型研修施設,温泉,プール,テニスコート等が完備され町内外から多くの利用者が訪れていました。

薩摩(さつま)中学校

冠雪した薩摩中学校の校舎

薩摩中学校の生徒数は、開校当時15学級555名でしたが、2011年(平成23年)5学級82名、2015年(平成27年)5学級59名まで減少しました。

薩摩中学校の部活動は、「野球部」「サッカー部」「陸上部」「吹奏楽部」の4つがあり、学校行事としては、からいも交流、門松づくり、バス停清掃、校内長距離走大会、さつま町合同学習会、文化祭、地区中学駅伝、花壇コンクール、スキットコンテストなどがありました。

薩摩(さつま)中学校

梅の木と薩摩中学校校舎

薩摩中学校の生徒たちは、自分のふるさとであるそれぞれの地区での伝統の秋祭りにも参加しています。

永野小学校区の生徒は、南方神社例大祭で「秋津舞」「兵児踊り」を披露し、伝統的な装束を着て鐘や太鼓を打ち鳴らし踊ります。

中津川小学校区の大石神社で開かれるお祭り、金吾様では虚無僧踊りや、アナウンスなどにも参加しました。

薩摩(さつま)中学校

桜の季節の薩摩中学校の校舎

薩摩中学校の生徒たちの住んでいた旧薩摩町地区は、稲作を中心に畜産、施設園芸、梨の栽培が盛んで近年では「梅の里づくり」を目指し、120ヘクタールの梅を栽培し、梅の加工がおこなわれています。

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